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【メンタルヘルス】返事書くまでの間が重要 ~相談者に発見を促す~
メールだからこそ取り組みやすい相談のアプローチがあります。それは対面と違い、カウンセラーの方から相談者に考えてもらいたいことを明確に伝えられること、そして返事をいただくまでの間に思いを巡らせてもらえることです。
仕事のミスで大きく落ち込んでいた三十八歳のある男性サラリーマンの相談メールに、カウンセラーが返信したところ、次のようなメールが返ってきました。
「返信ありがとうございました。ご質問いただいた〈今までどう対処されて、企業人として20年間も頑張り続けられたのですか?〉ですが、やはり家族の支えがあったからだと思います。どんなに辛いときでも妻は話を聞いてくれましたし、なによりも屈託なく笑う娘が私を元気付けてくれました。そう言えば単身赴任になってからあまり妻に仕事のことを話していません。それに子どもの笑顔も遠のいて・・・(略)よく考えたのですが、まずは家に帰ってみようかと思います」
カウンセラーからの投げかけが、相談者の視点を変えるきっかけになっただけでなく、返事を書くまでの時間的な間が、相談者の発想を促しているメールならではのメリットがこの返信にはあります。対面の相談では、ある意味限られた時間の中で、相談者のひらめきや発想を促すようにしていきます。
しかしメール相談は、時間的な空間を有効に使うことができます。返事を書くまでにあれこれと思いを巡らせてもらう、そんなタイムラグも味方につけメールカウンセラーは相談を行っています。
通常、メール相談は三回から五回の往復で相談の区切りをつけていきます。やりとりする文字数を自由な形とするのが一般的ですが、カウンセラーから返事する量には限界もあり、おおまか一回につき千二百文字程度です。
その中で、やりとりの間の空間も生かすようにして相談者を支援していきます。そして、メール相談の区切りを有効に使い、相談者自身が新しい発見が得られるよう促しているのです。
事例は、普段の相談活動をアレンジしたものです。
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